目次
お客様インタビュー ~株式会社つくば食品様~
はじめに
本インタビューは、主に業務用液体調味料の開発・製造・販売を手掛ける「株式会社 つくば食品」(本社:茨城県古河市)の代表取締役社長 八巻様にご協力いただきました。
どのような思いで導入に踏み切ったのか、導入の効果、弊社に依頼した経緯についてご紹介します。
【インタビュー日:2023年5月18日】
設置エリア | 業種 | パネル容量 | PCS容量 | 設置屋根 | 設置日 |
---|---|---|---|---|---|
茨城県古河市 | 食品工場 | 73.8kW (メーカー:ネクストエナジー社) |
59.4kW (メーカー:ダイヤゼブラ電機社) |
屋根上 | 2023年1月 |
導入の目的
導入の目的 : 高騰している電気代の削減に加えて、脱炭素にも取り組みたい
導入の成果 : 工場での電気代を40%削減(見込み)
株式会社つくば食品について
今回、自家消費型太陽光発電システムを導入した株式会社つくば食品は、業務用液体調味料の開発・製造・販売を行う会社です。
多様化する味のニーズにお応えし、常に新鮮な開発・提案を行い、安心・安全な商品を提供しています。
2020年の8月から「Tファクトリー」という子会社を福島県の桑折町という場所で立ち上げ、クラフトビールの製造と飲食店を経営しています。
桑折町の人口は1万1000人程で、この事業をもとに地域を盛り上げたいという思いでこの事業を立ち上げました。
出典:「株式会社つくば食品/取扱製品」tsukubasyokuhin.com
太陽光発電導入のきっかけ
本日はよろしくお願いします。
まずはじめに、自家消費型太陽光発電を導入したきっかけについて教えてください。
10年ほど前は、売電目的の太陽光発電の売り込みが非常に多かったのですが、私は売電というものに対してあまり良く思っていませんでした。
そして売電というものに少し違和感を持っている時に、自家消費太陽光発電というお話をいただき、これは私が考えていた省エネと非常にマッチしていると感じました。
このような経緯もあり導入を決意しました。
自家消費太陽光発電のどの点に魅力を感じたのでしょうか?
自家消費太陽光発電というものは、基本的に外部要因に左右されないものだと思います。
売電目的の太陽光発電では外部要因に全てを握られている部分が多いと感じていたのですが、自家消費太陽光発電では、どのように電気を使用するかということを自ら決断し、電気代を削減できるので、ここに魅力を感じました。
太陽光発電導入の理由
やはり昨今騒がれている電気代の高騰が、導入した理由の中で大きかったですか?
そうですね、電気代の高騰は非常に悩ましいものだと思っています。
基本的にベースとしてかかる電気代は減らすことが難しいので、節電設備を導入したとしても限界があります。
そのため、電気代を大きく削減するには太陽光発電の導入が欠かせませんでした。
これからは当たり前のように、工場を建てる時は必ず太陽光発電設備もセットで導入するという時代になるだろうと考えています。
「脱炭素」に向けた取り組みの点も導入を後押ししましたか?
はい。脱炭素に関して会社の中で実行していることがなければ、社内にSDGsという言葉が浸透せず、示しがつかないということが起こる可能性が高いと思います。
そのような意味で、身近で分かりやすい太陽光発電は非常に良い事業だと感じます。
おっしゃる通りです。
八巻さんのような考えを持つ方が増えることで、脱炭素化が進んでいくと思います。
太陽光発電導入で感じたメリット
自家消費太陽光発電を導入してからまだ日が浅いかもしれませんが、導入してよかった点は見えてきましたか?
はい。やはり導入して一番良かった点は、電気代の額が下がったということです。
電気代が元々上がっており、弊社では電気代の基本料金が昨年比で170%まで上がる予定でした。
ただ実際は、弊社も大変ありがたいことにお仕事が伸びているので、実質200%程の電気代の上昇を見込まなければいけなかったところでした。
しかし、現在の電気代は昨年比で130%ほどに落ち着いているので、非常にメリットを感じております。
今年の2月から太陽光発電が稼働したので、電気代のピークは今年の夏に見えてくると思うのですが、大きな効果を得ることができるのではないかと見込んでいます。
導入した価値を実感していただけているようで、弊社としても嬉しい限りです。
弊社を選んでよかった点
中村電設工業を知ったきっかけを教えてください。
きっかけは銀行さんからの紹介でした。
銀行の営業の方から中村電設工業さんをご紹介いただいて、自家消費太陽光発電の事業を現在進めているということだったので、1度お会いさせていただきました。
太陽光発電の施工業者は全国に多数ありますが、
弊社(中村電設工業)を選んでよかった点について教えていただけますでしょうか?
会社の住所が近いということと、なにより信頼できる会社さんであると感じた部分が大きいです。
来てくださるスタッフの方々と接する中で、設備屋さんなのですが非常に若くて明るいと感じました。
皆さんが特異なカラーを持たれており、元気もありオープンな感じがしていますので、そのような意味でも信頼ができる企業さんだという安心感があります。
ありがとうございます。
弊社の明るく元気な社員に好感を持っていただけて幸いです。
さいごに
最後に、このコラムをご覧になっている皆さんに向けて一言お願いします!
毎年、電力使用量がピークに来る夏場になると、全国的に電気が足りないと言われている中で、企業数として一番多い中小企業が脱炭素に取り組んでいくことで、夏場の電力不足は軽減されるのではないかと思います。
また、最初に導入するための投資額としては大きいですが、その投資額を回収できる見込みがあるということも自家消費太陽光発電の良いところです。
このような意味でも、各企業さんが積極的に導入を検討してみてもよいのではないかと思います。